造船・舶用工業|さいたま市の在留資格許可、特定技能ビザ申請なら行政書士さいたま新都心事務所
造船・舶用工業の分野でも深刻な人手不足が懸念されており、専門性のある技能を持った外国人を即戦力として日本で雇用し活躍してもらうための仕組みとして、特定技能ビザの制度が始まります。
これまでも日本国内で造船・舶用工業の分野では人材確保のための施策が実施されてきました。生産性向上のために、海事生産性革命という取り組みがされ、造船所や造船現場で生産性が向上されるような支援事業も採択されています。若手の造船業への進出や定着、女性の働きやすい環境づくりも取り組まれています。
しかし、造船・舶用工業では、生産拠点が地方圏に存在していることから、若者の都市部への流入の影響を大きく受けており、人手不足の状況が発生しております。
造船・舶用工業において重要な役割を担う溶接や塗装、鉄鋼、仕上げ、機械加工、電気機器組み立てなどの技術者についても、6400人の人手不足が生じている計算になっており、5年後には2万2000人の人手が足りなくなる計算です。
そこで、造船・舶用工業の分野でも外国人が活躍できるように、特定技能ビザの制度を創設し、5年間で最大1万3000人まで造船所などの現場で働くことのできる外国人を受け入れる動きになりました。
日本国内での求人に悪影響をもたらすような過大な受入数にならないように計算されており、純粋に造船・舶用工業の生産が向上するように施策が打ち出されます。
◇造船・舶用工業の特定技能ビザの条件
外国人が造船・舶用工業の特定技能ビザを取得するためには、下記の条件をクリアする必要がございます。
・評価試験の合格+日本語能力判定テスト又は日本語能力試験N4以上合格
造船・舶用工業の分野には様々な業務・作業が含まれていますので、評価試験や業務は下記のように区分が分かれています。
・溶接(手溶接、半自動溶接)
・塗装(金属塗装作業、噴霧塗装作業)
・鉄鋼(構造物鉄工作業)
・仕上げ(治工具仕上げ作業、金型仕上げ作業、機械組立仕上げ作業)
・機械加工(普通旋盤作業、数値制御旋盤作業、フライス盤作業、マシニングセンタ作業)
・電気機器組み立て(回転電機組立て作業、変圧器組立て作業、配電盤・制御盤組立て作業、開閉制御器具組立て作業、回転電機巻線製作作業)
もし造船・舶用工業の分野で特定技能ビザでの外国人雇用をお考えであれば、当社のようなビザ行政書士までご相談いただければと存じます。