設計としての就労ビザ業種ポイント|さいたま市ビザ申請代行
当社の行政書士事務所には、大変多くの就労ビザや転職ビザの相談依頼がありますが、就労ビザの取得代行の中では、この設計のビザが最も腕の見せ所ではないかと思っています。
設計というと、建築事務所や設計事務所が行うような設計図の作成を思い浮かべますが、就労ビザの分野での設計は実はかなり幅広く定義することができます。
例えば、機械をプログラムして動かすような場合は、機械設計という意味になりますし、いわゆるCAD(キャド)のような設計図を作成するシステムを使って、配線図などを作成するのも設計と言えます。
つまり、何かを構築したり、プログラムを組み立てるような作業は設計の範疇と考えられるのです。
もちろん、就労ビザを取得したいがために、何でもかんでも設計で押し通そうとしても当然に不許可になります。
分かりやすい資格などがあればいいのですが、設計のビザでは特に明確な資格などがない場合がほとんどです。
この場合、入管側に『これは確かに設計だな』と思ってもらえるように、できる限りの資料や作業内容を揃え、客観的に説明しなければなりません。
この部分がまさに当社のような取次行政書士の腕になるのではないかと思うのです。
今後、この設計ビザをご検討頂く皆様に参考になりますよう、設計がマッチする業種をご紹介したいと思います。
■設計の就労ビザにマッチする業種とは
・製造業・・・機械設計
・建設業・・・建築図面の作成業務
・土木業・・・建築図面の作成業務
・設備施工会社・・・改築や配線の設計図作成
・電気工事業・・・改築や配線の設計図作成
・設計事務所・・・設計図の作成
・WEB制作やIT企業・・・プログラミングやデザインの設計
このような会社で外国人の就労ビザが取得できる可能性があります。
特筆すべきは、WEB制作やIT企業以外は、現場仕事だと単純労働になってしまうので、ビザが取得できない業種業界ということです。
ですが、設計士という側面で考えた場合には、しっかりと許可がおります。(就労後も現場作業はNGです)
電気工事業や建設業などは、建築施工図面や電気配線図などを外注している会社さんも多いですし、実際に設計ができる日本人が少ないため、人材確保が難しいという声をたくさん聞きます。
そのような会社さんは、外国人の労働力を利用するのもいいのではないでしょうか。
また外国人の方も、設計などの経験があれば、転職なども有利に進むメリットがでてきます。