氷川神社と氷川参道
大宮に来た外国人に、まず第一にオススメするのがこの氷川神社。
なんと二千年もの歴史があり、大宮の地名の由来にもなっています。
それと合わせて、氷川神社に行くまでに長い緑道があり、氷川参道と呼ばれています。
静かな参道は歩いているだけで気持ちがよく、高さ13メートルにもなる大きな鳥居を抜けると、厳かな雰囲気の境内が待っています。
この参道の始まりはさいたま新都心駅から続いており、参道としては実は日本一の長さを誇るのです。
ただ、もしタイミングがあうのであれば、12月10日をオススメします。
氷川神社の十日市
十日市と書いて、『とおかまち』と読みます。
これは毎年12月の10日に開催されるお祭りのようなものです。
大宮で生まれ育った人間は必ずと言っていいほどこのお祭りを知っています。
十日市になると、大宮駅の氷川参道入口あたりから神社の境内まで、参道の両側が屋台で埋め尽くされ、縁日が始まります。
縁日に定番のタコ焼きや綿菓子などもあれば、鯉をその場でさばき売りしていたり、粋な口上とともに七味唐辛子を売ったりするような昔ながらのお店も出店しています。
縁日を楽しみながら、皆が目指すのは境内のお賽銭入れ。
このときばかりはお賽銭箱ではなく、大きく広げられたお賽銭入れに次々とお金が投げ入れられます。
参拝客が日本でも9位に数えられる氷川神社の魅力が全開になる日です。
氷川神社自体はぐるりと大きな公園にもつながっているので、普段は公園散策を含めて訪れても面白いでしょう。