難民申請について

難民申請について

当事務所では、難民申請は残念ながらほぼお断りをしています。

ほぼ、というのは、お電話の段階で難民申請の希望を聞いていて、加えて事業と境遇が本当に難民たるものであれば、ご相談には乗ります。

しかし、短期滞在で来日し、何とか期間を伸ばしたいといった希望や、そのまま日本で就職したいという流れで、抜け穴的に難民の打診をされることが多い気がします。

その背景には、難民申請が現実的には日本に長期滞在するための救済措置になってしまっていることがあるのでしょう。

そうなると困るのは、本当に難民申請をしたいと思っている方ですね。

東京入管に行っても、難民申請の窓口は行列ができていますし、審査も当然厳しいです。

本当に難民として認められる人は1%も居ないのです。

もしあなたがどうしても難民申請を考えているのであれば、一度で許可が下りなくても、粘り強く申請をするしかないです。

また、これは個人的な見解ですが、難民と認定されるためには、家庭の事情や個人的な理由ではまず無理でしょう。

救済措置として難民申請をする人たちの理由は上記のようなものが非常に多いです。
(彼らはそもそも難民と認定されなくてもいいのでしょうが)

ではどのような理由かと言えば、国や国の機関から迫害を受けていたり命を狙われている必要があります。

またそれをしっかり証明・説明する必要があります。

ですから、他のビザ申請とは異なり、面接まであるのです。

難民申請を希望される方は、ハードルは高いですが、頑張ってください。