就労ビザと在留資格
外国の方が、日本での就職を目的として滞在を希望する場合、在留資格を申請し取得する必要があります。
日本ではよく『就労ビザ』と言われますが『就労ビザ』という名前の資格はありません。
就労するためには、その仕事内容によって、取得するべき在留資格(ビザ)が変わります。
このビザの種類は実に17種類にも上ります。
仕事によって申請する資格が変わる!
例えば、エンジニアなどの理系の仕事であれば技術、文系であれば人文知識・国際業務という資格での申請になるでしょう。
※現在は一本化され、そこまで厳密な区別はなくなりました。
弁護士、公認会計士などであれば法律・会計業務という資格での申請になるでしょう。
また、元々日本に留学をしている外国人などは、留学の資格の場合がほとんどですので、新たにその仕事にあった資格を取得しなければなりません。
その際には、就職する会社で本当に雇われるという証明や、大学などの卒業証明が必要になったりします。
社長として会社を立ち上げて働く場合などもまたそれに合致した資格の取得が必要です。
この、自分の働くケースに合わせた資格申請と、それを証明するための書類作成が、在留資格の取得を複雑なものにしているのです。
ですが、共通して重要なのは、取得申請する資格が、就職する企業の仕事内容と一致しているかという部分。
そして今までの学歴や経歴が、その仕事内容と一致しているか。
この整合性の部分が大事です。